在外研究員決定!

まさに年記状態.1年に1回の更新です.

大学のとある補助金の制度を利用し,海外の大学で研究をさせてもらえることになりました.大変ありがたいことです.

行き先に選んだのは,国立台湾大学.台湾にある国立大学です.もともとは日本の台湾統治時代に作られた大学です.なぜ台湾大かというと,私が専門としている研究の世界的な権威の教授がいらっしゃるので,世界トップレベルの研究をしたくて,是非にとお願いしました.快く受け入れて頂きました.

期間は2015年8月から2016年3月まで.半年とちょっとです.大学の諸事情によりまして(例えば授業など),半年だけ,ということになりました.本音としては1年くらい行きたかったのですが…

これまでの手続きの流れは以下のような感じです(当然ながら補助金の制度によって違います).

  • 2015年3月に台湾大の教授にコンタクトをとって,受け入れの内諾をいただく.
  • 補助金の申請書類を本学に提出
  • 5月末に正式決定

という感じできております.

6月にさっさと渡航準備で動けばよかったのですが,論文の〆切やらなんやらで死んでました…7月になって重い腰を動かします.まず,台北市内のアパートと航空券の手配は終わりました.現地の日本人が運営している不動産仲介業者に頼みました.台湾大学から徒歩10分の立地の良い場所です.

今はビザをとろうとしているところです.客員研究員(Visiting Schalor)のポジションでは,どのようなビザが必要なのかよく分かりません.仕事でもないし,留学でもないし…いや,留学になるのかな?台湾と日本は正式には国交を樹立していないので,日本には台湾の大使館(大使館(embassy)という名前の組織はない)もありませんし,台湾にも日本の大使館はありません.そこで,ビザの発給業務などは「http://www.roc-taiwan.org/JP/:台北駐日経済文化代表処」という組織が台湾政府の代理で行っているようです.まずは,台北駐日経済文化代表処のビザ発給係に電話をして事情を説明したところ(日本語窓口あり),「台湾大学から書類をもらえるはずなので,まずはそれを入手してから,検討する」(そりゃそうだな)となり,教授に招聘状(invitation letter)を書いていただきました.再度,「台北駐日経済文化代表処」に電話をして相談したところ,招聘状を確認したいということになり,招聘状と(念のため)本学の在籍証明書(英語)をFAXで送りました.
数時間後に担当者から折り返し電話があり,以下の書類を用意するように言われました.

意外にも必要だと思っていた健康診断書はいらないようです.以上の書類を持参し,出発の2週間前ごろに東京にある代表処の事務所にきてくださいとのことでした.ちなみに即日でビザを発行してもらえるようです(ただし割高になるそう).
とりあえずは一安心.もちろん教授とは英語は通じるけど,中国語を勉強しておかねば…

台湾についたら,まめに更新したいと思います.